「知的障害者移動介護従業者養成研修」


要約

第1日目

日時:04年10月16日

第1課:

「障害者福祉に関する制度及びサービス」

1時限(1時間)

「ガイドヘルパーの制度と業務」

講師:大木 克之氏

 (小金井市社会福祉協議会)

○ ヘルパーの役割と仕事内容、大事な留意点を事例に即して具体的に解説して頂きました。

2時限(2時間)

「障害者(児)福祉の制度とサービス」

講師:小俣 敏行氏

(小金井市役所福祉課長)

○ 障害のある方の生活を支える制度を最新、且つ現状を踏まえた視点から、特に知的障害のある方へのヘルパーと支援制度の内容を説明して頂きました。

第2課

「知的障害者ホームヘルプサービスに関する知識」

3時限(2時間)

講師:三浦 和行

「ホームヘルプサービス概論」

(桜町高齢者在宅サービスセンター所長)

○ 老人医療・介護のあり方を歴史的経過をふまえ、ライフステージに沿ったケアとして、ホームヘルパーの求められているサービスを明らかにして頂きました。

4時限(1時間)

講師:三浦 和行

「ホームヘルパーの職業倫理」

(桜町高齢者在宅サービスセンター所長)

○見られるサービスであるヘルパーの仕事は介護を必要とする人とそれを助ける人との関わりの中で、専門的技術を駆使して求める人の生活上の困難を共に解決し、その質を高めていく使命があると語られました。

○全般の課題:

・ 男性ヘルパー不足!

・ 財源不足、支援費どうなる?

・ 老齢、身体、知的、精神介護一本化?

○本日の名言:

「利用者は自分のプライバシーと引き換えにサービスを受ける。」

第2日目

日時:04年10月17日

第3課:

「サービス利用者の理解」

5時限(2時間)

「知的障害者(児)の疾病と心理」

講師:川野 通夫先生

(京都教育大学名誉教授:発達障害言語学科)

○ 専門を生かしたお話しを元に老人の難聴、ダウン症児の聞こえ方の特徴を通じて具体的例証をあげて、理解するための基本的スタンスを示していただきました。

6時限(3時間)

「知的障害者の理解」

講師:手塚 直樹先生

(新潟医療福祉大学社会福祉学部教授)

○「障害」をどう理解するかを体系的に分かりやすく解説して頂き、その中で知的障害を持つ人とどのような係わりを持つか、ヘルパーとは何かについて教えて頂きました。

 また、ガイドヘルパーの実際の様子をビデオを見て、利用者の経験の広がり・自信につながるヘルパーの役割、意義、課題を示して頂きました。

7時限(40分)

「実習オリエンテーション」

コーディネーター:吉岡 博之氏

(小金井市障害者福祉センター)

○ 協力者に来て頂き、来週の実習のための自己紹介、グループ分け、予定説明などを行い、受講者・協力者相互の顔と名前を覚えていただきました。

8時限(2時間)

「移動介護の基礎知識」

講師:合田 晃氏

(NPO法人サポートネット事務局長)

○ 実際の支援活動に基づいた介護、支援の見方・考え方や、すぐにも役に立ちそうな事柄とそれに対する対応、さらに心構えについて、実に具体的に解説して頂きました。

○本日の名言:

「デートの最初は予定表を作るが、いい関係になってそうしようと思う人はいない。」





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